表題の画像:出典 Larry D. Moore | ライセンス: CC BY 4.0
今年は戦える!
2004年オーストラリアGPで開幕したF1。
佐藤琢磨もBARホンダからレギュラードライバーとして参戦し、楽しみな一年が始まった。
オーストラリアGPの結果は前回の佐藤琢磨シリーズ -④で記述した様に予選7位で、決勝は9位とポイントゲットは出来なかったものの次戦からもコンスタントに活躍してくれるのでは、と期待を抱かせる結果だった。
前回に続き2004年シーズンを振り返ります。
2004年シーズンは当時最多となる18戦での戦いが始まった。
| Rd.No. | GP開催地 | 決勝レース日 | サーキット |
|---|---|---|---|
| Rd.1 | オーストラリアGP | 3月7日 | アルバート・パークサーキット |
| Rd.2 | マレーシアGP | 3月21日 | セバン・インターナショナルサーキット |
| Rd.3 | バーレーンGP | 4月4日 | バーレーン・インターナショナルサーキット |
| Rd.4 | サンマリノGP | 4月25日 | イモラサーキット |
| Rd.5 | スペインGP | 5月9日 | カタロニアサーキット |
| Rd.6 | モナコGP | 5月23日 | モンテカルロ市街地コース |
| Rd.7 | ヨーロッパGP | 5月30日 | ニュルブルクリンクサーキット |
| Rd.8 | カナダGP | 6月13日 | ジル・ヴィルヌーヴサーキット |
| Rd.9 | アメリカGP | 6月20日 | インディアナポリス・モーター・スピードウェイ |
| Rd.10 | フランスGP | 7月4日 | マニクールサーキット |
| Rd.11 | イギリスGP | 7月11日 | シルバーストーンサーキット |
| Rd.12 | ドイツGP | 7月25日 | ホッケンハイムリンクサーキット |
| Rd.13 | ハンガリーGP | 8月15日 | ハンガロリンクサーキット |
| Rd.14 | ベルギーGP | 8月29日 | スパ・フランコルシャンサーキット |
| Rd.15 | イタリアGP | 9月12日 | モンツァサーキット |
| Rd.16 | 中国GP | 9月26日 | 上海インターナショナルサーキット |
| Rd.17 | 日本GP | 10月10日 | 鈴鹿サーキット |
| Rd.18 | ブラジルGP | 10月24日 | インテルラゴスサーキット |
初ポイントゲットは第3戦バーレーンGP 予選では5位も記録
佐藤琢磨の2004年シーズン初ポイントゲットは第3戦のバーレーンGP。
バーレーンGPでは予選5位に飛び込み、チームメイトのバトンの6位を上回った結果となり、琢磨を応援する自分として、当時のその時の気持ちは覚えていませんが、恐らくは「予選5位って凄いやん!今年は絶対いける!」と、こう思って歓喜していたはずです。

(バーレーン・インターナショナルサーキット)
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2004年バーレーンGP 予選結果TOP6
PP:ミハエル・シューマッハ(フェラーリ)
2位:ルーベンス・バリチェロ(フェラーリ)
3位:ファン・パブロ・モントーヤ(ウィリアムズBMW)
4位:ラルフ・シューマッハ(ウィリアムズBMW)
5位:佐藤琢磨(BARホンダ)
6位:ジェンソン・バトン(BARホンダ)
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バーレーンは出来たばかりのサーキットで埃っぽかった印象がありますが、その中で佐藤琢磨がレースを通じて目立っていたドライーバーの一人でした。
やっぱり佐藤琢磨と言うドライバーはアタッカーで、それが最も琢磨の魅力的なポイントですよね!
レースではラルフ・シューマッハとの熱いバトルもあり、メインストレートから1コーナーへの飛び込みのブレーキングでの(上記のサーキットイラストの①②)バトルを制したり(この際2台は接触しましたが、ラルフが琢磨にスペースを空けていなかったと裁定)、またクルサードも同じ場所でオーバーテイクを敢行し、綺麗にオーバーテイク!
(琢磨はしっかりとクルサードへ1シャシー空けてオーバーテイクし、先のバトルでラルフが自分に1シャシー空けなかった事を自身のオーバーテイクでアピールした)
このバトルが印象に残り、シーズン序盤から記憶に残るレースの一つとなり、決勝レースの結果は5位入賞で、4ポイントを獲得した。
(このアタックする姿勢が琢磨の魅力の一つで、その姿勢に批判もありながらも、ブレずにキャリアを通して攻め続けて魅せてくれました!)
日本人ドライバーが上位争いで、ウィリアムズやマクラーレンと争っている姿は、当時は鳥肌ものでした。
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2004年バーレーンGP 予選結果TOP8(8位までが入賞)
1位🥇:ミハエル・シューマッハ(フェラーリ)
2位🥈:ルーベンス・バリチェロ(フェラーリ)
3位🥉:ジェンソン・バトン(BARホンダ)
4位:ヤルノ・トゥルーリ(ルノー)
5位:佐藤琢磨(BARホンダ)
6位:フェルナンド・アロンソ(ルノー)
7位:ラルフ・シューマッハ(ウィリアムズBMW)
8位:マーク・ウェバー(ジャガー)
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チームメイトのバトンが表彰台に!琢磨にも期待がかかる!
第3戦と言う比較的早い段階でポイントゲット出来た事は、恐らくは琢磨自身も安堵したと想像され、琢磨を応援するファンとしても精神的に楽になった覚えがあります。
ただ、悔しかったのが予選は琢磨の後ろの6位からスタートしたチームメイトのバトンが、第2戦マレーシアGPに引き続いて連続3位表彰台に上がった事で、今から思えば、余裕があれば拍手を送れたはずですが、なぜか焦りを感じてしまうのは勝手なファン心理です。
いずれにしても今シーズンの初ポイントを獲得した事は琢磨自身、またチーム、そしてホンダにとっても喜ばしい結果となり、次は琢磨が表彰台に上がる番だ!と周りも思っていたと思います。
| 開催地 | ジェンソン・バトン | 佐藤琢磨 |
|---|---|---|
| オーストラリアGP | 予選4位/決勝6位 | 予選7位/決勝9位 |
| マレーシアGP | 予選6位/決勝3位 | 予選20位/決勝15位 |
| バーレーンGP | 予選6位/決勝3位 | 予選5位/決勝5位 |
チームメイトのバトンが今度はPPを獲得、決勝は2位!
第3戦のバーレーンで初ポイントゲットを記録した佐藤琢磨。
次戦のサンマリノGPでも好調を維持して欲しい、そんな思いでグランプリウィークを迎えた。

予選も前戦で5位に入った様な走りを見せて欲しい、と言う思いで多数のファンが琢磨の走りを見守っていたと思いますが、結果は上々の7位。
どうやら今シーズンはこれ位のシングルグリッドが普通に狙えるポテンシャルがある事が確かな手応えとしてあり、これ以上を狙っていく、そういう立ち位置にいる事が明確になった様に思います。
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2004年 Rd.4サンマリノGP 予選結果TOP7
PP:ジェンソン・バトン(BARホンダ)
2位:ミハエルシューマッハ(フェラーリ)
3位:ファン・パブロ・モントーヤ(ウィリアムズBMW)
4位:ルーベンス・バリチェロ(フェラーリ)
5位:ラルフ・シューマッハ(ウィリアムズBMW)
6位:フェルナンド・アロンソ(ルノー)
7位:佐藤琢磨(BARホンダ)
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『フェラーリ』 ー 『ルノー・ウィリアムズBMW・BARホンダ』
やはり今年もフェラーリが強く、その後をこの3チームが追うと言う序列でした。
(その中でも勢いがあるBARホンダと言う状況に見えました)
| 順位 | コンストラクター | 獲得ポイント |
|---|---|---|
| 1位 | フェラーリ | 51ポイント |
| 2位 | ルノー | 22ポイント |
| 3位 | ウィリアムズBMW | 19ポイント |
| 4位 | BARホンダ | 19ポイント |
フェラーリ
ルノー・ウィリアムズBMW・BARホンダ
またこのサンマリノGPでは、チームメイトのバトンが何とPPを獲得!
本当は喜ばないといけないところ、とわかっていたものの日本人ドライバー佐藤琢磨を応援するファン心理としては、またまた悔しい思いをしていた事は間違いありません。
やはり2002年シーズンと同様に(あの時はフィジケラ)チームメイトに先行される状況に、ひょっとすると琢磨本人より、周りの人間の方がやきもきしていたかもわかりませんね。

(ジェンソン・バトン)
レースはバトンが2位でフィニッシュし、連続表彰台となる-ー- バトンおめでとう!
(琢磨はマシントラブルで16位完走扱いに終わる)
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2004年 Rd.4サンマリノGP 決勝レース結果 TOP8
1位🥇:ミハエル・シューマッハ(フェラーリ)
2位🥈:ジェンソン・バトン(BARホンダ)
3位🥉:ファン・パブロ・モントーヤ(ウィリアムズBMW)
4位:フェルナンド・アロンソ(ルノー)
5位:ヤルノ・トゥルーリ(ルノー)
6位:ルーベンス・バリチェロ(フェラーリ)
7位:ラルフ・シューマッハ(ウィリアムズBMW)
8位:キミ・ライコネン(マクラーレンメルセデス)
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琢磨が日本人最高位・予選3位! 予選後のインタビューに心踊る!
次こそは琢磨が表彰台の番だ!と迎えた第5戦スペインGP。
琢磨が予選で魅せてくれた。

まずは予選、固唾を飲んで見守る琢磨の走りーーー予選で日本人最高となる3位に!
予選で3位に入るとなると、そう、あのPPと2位と3位のドライバーが座って予選後の記者会見受ける、あれに日本人が登場するなんて、、、凄い!凄いぞ琢磨!と当時を思い出すと、その事実に今でもガッツポーズが出てしまいます。
(当時の予選は一人ずつ走るワンアタック方式で、本当にミスが許されないワンテイクの予選でした)
流暢な英語でインタビューに受け答えする琢磨を見ていると、何か自分も誇らしい気持ちになり、ニヤニヤしながら何度も見返した事を思い出します。
予選記者会見は、画面向かってPPが真ん中(この時はシューマッハ)、2位が左側(この時はモントヤ)、3位が右側(琢磨!)
いつかは、琢磨が真ん中へ!そんなことも夢ではない、と思わせてくれました。

(ドライバー 佐藤琢磨)
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2004年 Rd.5スペインGP 予選結果TOP6
PP:ミハエル・シューマッハ(フェラーリ)
2位:ファン・パブロ・モントーヤ(ウィリアムズBMW)
3位:佐藤琢磨(BARホンダ)
4位:ヤルノ・トゥルーリ(ルノー)
5位:ルーベンス・バリチェロ(フェラーリ)
6位:ラルフ・シューマッハ(ウィリアムズBMW)
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また、当時のホンダのメンバーでは、木内プロジェクトリーダーや、橋本さんや中本さんもテレビ中継時や雑誌で目にする事がありましたが、琢磨のこの予選結果に喜んでいましたね!
(この時はF1に関わっていた時期がある福井さんがホンダの社長でした!)
決勝のレース結果に戻りますと、ルノー勢の2台との争いで、表彰台まで約10秒差で5位フィニッシュ。
表彰台には届かなかったものの、予選から終始安定した走りを見せてくれ、シーズンが中盤に向かっていく中で今後のレースの益々の活躍に期待・希望が持てたGPだった様に思います。
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2004年 Rd.5スペインGP 決勝レース結果 TOP8
1位🥇:ミハエル・シューマッハ(フェラーリ)
2位🥈:ルーベンス・バリチェロ(フェラーリ)
3位🥉:ヤルノ・トゥルーリ(ルノー)
4位:フェルナンド・アロンソ(ルノー)
5位:佐藤琢磨(BARホンダ)
6位:ラルフ・シューマッハ(ウィリアムズBMW)
7位:ジャンカルロ・フィジケラ(ザウバーペトロナス)
8位:ジェンソン・バトン(BARホンダ)
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| 開催地 | ジェンソン・バトン | 佐藤琢磨 |
|---|---|---|
| オーストラリアGP | 予選4位/決勝6位 | 予選7位/決勝9位 |
| マレーシアGP | 予選6位/決勝3位 | 予選20位/決勝15位 |
| バーレーンGP | 予選6位/決勝3位 | 予選5位/決勝5位 |
| サンマリノGP | 予選PP/決勝2位 | 予選7位/決勝16位 |
| スペインGP | 予選14位/決勝8位 | 予選3位/決勝5位 |
次回はシーズン中盤に入っていき、佐藤琢磨の活躍をさらに追っていきます!
お楽しみに!



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