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ミハエル・シューマッハ シリーズ ー ⑦ 1993年F1GP シューマッハの成長とベネトンの挑戦:さらなる飛躍の一年へ

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表題の画像:出典Morio – Benetton B192’s high nose, CC BY-SA 3.0

シューマッハ・ベネトンにとって重要な一年になりそうな1993年シーズン

1993年はフルシーズン参戦2年目のシューマッハと、ベネトンにとってさらなる飛躍のために、重要な一年だった。

マクラーレンにエンジンを供給していたホンダがF1から撤退し、また前年のワールドチャンピオンのナイジェル・マンセルがF1から引退し、また一年間休養していたアラン・プロストがチャンピオンチームのウィリアムズルノーから復帰するなど、勢力図が変わることにも注目された一年だった。

そんな中、ベネトンもシューマッハーのチームメイトとして、ブランドルに替わり、ウィリアムズから200戦錬磨のパトレーゼが移籍をし、シーズンがスタートした。

ミハエル・シューマッハ(カーナンバー5)ドイツ(24歳)前年に続きベネトンをドライブ
リカルド・パトレーゼ(カーナンバー6)イタリア(38歳)ウィリアムズから移籍
前年に続き手堅いマシン設計・ハイテクも導入された ベネトンB193

マシンのデザイナーは前年と同様に、ロス・ブランとロリー・バーンがつとめ、見た目はブラシュアップされてはいるものの、1991年型マシンのコンセプトを引き継いでおり、一定の活躍は期待できるマシンに仕上がっている事は想像が出来た。

また、マシンの見た目の変化は少なかった一方で、セミオートマチックトランスミッションとアクティブサスペンション、トラクションコントロールを装備し、マシンもようやくハイテク化される事になり、戦闘力のアップが期待された。

待望のハイテクも装備された 1993年型マシン ベネトンB193 – Wikipedia

エンジンは前年同様にフォードV8エンジンのワークスチームとして供給を受ける事になる。
ただ、一方でホンダエンジンを失ったマクラーレンも紆余曲折を経た結果、カスタマー扱いとしてフォードエンジンの供給を受けることとなり、ベネトンとしてはマクラーレンには負けられない状態となった。

大方の予想は前年に続きウィリアムズルノー、そしてプロストが優勢であり、マクラーレン、そしてセナは苦戦のシーズンとなり、そこにベネトンのシューマッハがどの様に食い込んでいくか、そう言った状況で推移していた様に思います。

南アフリカGPでシーズンが開幕し、予選結果は大方の予想通りPPはウィリアムズルノーのアラン・プロストが獲得。
ただ、予選2番手につけたのはマクラーレンフォードのアイルトン・セナ。
セナは苦戦すると思われた、カスタマーフォードエンジンを積んだマクラーレンで驚きの速さを見せた。(プロストとのタイム差は0.088秒差)

一方で、ワークスのフォードエンジンを積んだベネトンのシューマッハはセナの後ろの予選3位となり、またプロストから1.565秒遅れ、セナからも1.477遅れと、かなりの差を開けられる事になる。
(ハイテクが搭載されたB193は第3戦からの投入で、開幕2戦はまだマニュアルトランスミッションやパッシブサスペンションを搭載した前年踏襲のマシンだった事も影響していたと思われます)
シューマッハは決勝もリタイヤとなり、開幕からのスタートダッシュにはならなかった。

シーズンを通しての私なりの印象

1993年シーズンも、年間を通して堅実に上位に位置していたものの、開幕戦が象徴する様に、シューマッハにとって大きく印象に残るレースは少なかった様に思います。

年間の記録だけみると優勝は1回、また完走したレース(9回)は全て表彰台に上がり52ポイントを獲得し、チームメイトのパトレーゼの20ポイントを大きく上回った。
ただ、ドライバーズランキングでは4位と前年の3位から一つ順位を落とし、コンストラクターズランキングは前年同様に3位となった。

記録を見ますと、F1フル参戦2年シーズン目である事を考えると文句のつけようがない素晴らしい結果・記録であったことは間違いがないものの、シューマッハにとっては、言わば「定位置」に居座ったシーズンだった為、あくまでも個人的にはですが、記憶に深く刻まれるレースは少なかった様に思います。

ただ、このいわば停滞にも見えたシーズンが、これ以降のシューマッハのさらなる速さ・強さに繋がったのでは、と思います。

F1に上がってくる以前のキャリアも、ビデオや雑誌等で取り上げられる事があり知る事が出来ましたが、ハッキネンとのマカオGPの戦いなど、元来負けん気が強いドライバー(F1ドライバーともなると皆そうだとも思いますが)だったと思いますので、この1993年シーズンを糧にミハエル・シューマッハはさらに強くなっていった、と私なりに解釈しました。

1993年F1世界選手権の詳細は、こちらでもご確認頂けます。
チームの状況も詳細に書かれていますので、当時の事を思い出しながら読みごたえがありました。 1993年F1世界選手権 – Wikipedia

来るべき1994年シーズンは、本気でトップを狙ってくるはずのシューマッハ。
どの様な戦いを繰り広げていくのか、またそれを見て私自身どの様に感じたのか、を綴っていきたいと思います!

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